センサーを使う温度計が主流となりつつあります

今はIT技術とコンピューターの時代ではないでしょうか。温度計や湿度計もセンサー付きのものを使うのが当たり前となってきています。センサー付きといっても、それには2種類のタイプがあります。一つ目のタイプとしては、計測値の読み取り部分とセンサーが直結されているものです。

そしてもう一つのタイプが、センサーと計測値の読み取り部分が、細長いコードで接続されているものをいいます。どちらのタイプを使うのが良いのか、それはひとえに計測される職場環境に依存します。いずれにしても、これらの温度計は定期的にJCSS校正で認定されたものを使わなければなりません。キーワードは国家が保有する標準器に対する精度です。

この品質管理の技術が発明されて日本に導入されて久しいですが、スイスのジュネーブに本部がある、ISO国際標準化機構で作成される品質管理基準がもととなっています。その昔はアメリカで開発されたTQCトータルクオリティコントロールシステムが日本の品質管理を支えてきました。ところがTQCには決定的な欠陥がありましたので、やがてそれはISO国際標準化機構の提唱する管理手法にとって代わられました。温度計にしろ湿度計にしろ、今はデジタル化の時代です。

そしてセンサーを使えますので、計測時間が極めて短いという大きな特徴を持っています。そのために食品加工工場などの環境測定をするのに最適な機器となっています。今後の動向から目が離せません。

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